投稿日:2020年9月10日|カテゴリ:院長ブログ

まだ、まだ日中は暑い日は続きますが、日が落ちていく時間が早くなり、夜は過ごしやすい気温となってきますと、季節の移り変わりを感じます。

このブログでは自己紹介、疾患の話と続きましたので、ちょっと私の趣味のことも記載したいと思います。

いくつか、趣味ありますがその一つが【将棋】です。小学4年の夏休みにルール覚えたので将棋歴は30年以上です。

以前は自己紹介を求められる場で「趣味は将棋です。」と答えますと、リアクションは薄く「ルールは知ってるけど。。。最近してない」「羽生さんしか知らない」なんて言われてました。

ですが、、、ある一人の少年の登場にてガラリと状況は一変!
その名はご存知、藤井聡太。最年少プロデビュー、デビュー29連勝、インタビューされれば落ち着いていて大人も知らないようなボキャブラリーで受け答え。。。
藤井聡太デビュー後、「趣味、将棋です」と答えますと、「藤井聡太ってどんだけ強いの?」「久しぶりに将棋、再開しました」「ルールは知らないけど藤井君って勉強もできるんでしょ」などなど。
今後どのような活躍を見せるか分かりませんが、近代将棋は『藤井デビュー前』『藤井デビュー後』というように将棋史は区分されるのではないでしょうか。

では、一番質問される「いま将棋界で一番強いのは藤井聡太二冠?」という問いには「ノー」とお答えさせていただきます。

いまの藤井聡太二冠は8つある将棋タイトルあるうちの2つを獲得されているものの、将棋界のピラミッド構造である「順位戦」では上から3番目の「B級2組」という階級に所属してます。順位戦は昇級は一年ごとでしか昇級できません。
つまり、皆さんご存知のタイトル「名人」というタイトルは順位戦のA級での優勝者が名人に七番勝負で勝ち越してやっと獲得できるタイトルなので、最低3年はかかります。(ちなみに、現在、名人は渡辺明さんです。)

僭越ながら藤井聡太二冠の今の将棋界の位置づけを評するならば、①18歳で2つもタイトルを獲得できたのはさすが!②でも、まだ現状が数年続いているわけではないので、実績を比べられたら、もっと上位の棋士は何人もいる③ただ、これから将棋界を背負っていく存在であるのは確か。

意地悪いこと言うならば、ここ1-2年の勢いだけで二冠になったのか?それとも二冠のみならず他のタイトルも獲得していくか、評価の分かれ目である時期であります。

いずれにしても、今後の藤井聡太先生の活躍には目が離せません。

追記:スポーツを扱う雑誌「Number」に将棋が特集され、藤井二冠が表紙になるなんて10年前では想像できませんでした。去年のラグビーW杯特集以来の売り上げらしいです。もちろん、買いました。