投稿日:2024年6月2日|カテゴリ:院長ブログ
寒暖差が一日のうちでもあり、朝何を着て行くか難しいシーズンですね。体調崩しやすい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。こんにちは、院長の飯田です。

今年4月に有楽町で行われた「日本眼科学会」に参加し感じたことを書き綴りたいと思います。

眼科関連の学会というのは一つ二つではなく、日本眼科学会を始め、「日本臨床眼科学会」「日本緑内障学会」などなど学会ごとに特徴があります。
今回参加した「日本眼科学会」はいわゆる最先端の研究の発表や海外から著名な眼科医を招待し講演を聞く学会です。

それぞれのテーマはかなり専門的な話になりますが、各セッションを通じてのテーマが【人生100年時代に対応できる眼科医療に】というものでした。
つまり100歳になっても日常生活に支障きたさない視力を維持していくにはどうすればよいか どのような医療が必要か を研究されている先生のお話を聞くいてました。
素晴らしい講演ばかりで勉強なる学会でしたが、いざそのような情報を実際の診察で活かそうと思ったりもしますが80を過ぎた方に
「〇〇のような治療(手術・薬剤)あるのですがいかがしますか?」
「もう、私もお迎えが近いですからねえ。。。今から、手術室入って痛い思いしたくないのよ…」
といったやり取りがほとんどであります。
積極的な治療を勧めた場合、受けていただけるのは半数切るのではないでしょうか。

患者様ファーストで私は診察してますので、患者様の意向を第一優先で診療してます。

ただ、なんとか人生100年時代に対応しようと休日返上し、研究者によっては人生そのものを捧げてまで研究されている方もいるということを頭の片隅にでもとどめて頂けてほしいというのが私が今回のブログで書きたかったことです。
すべての医療が全て有効というわけではありませんが、「このような治療があるのですがいかがですか」と申し上げましたら話だけでも聞いていただけたら幸いです。

今後も有効な医療知識を入れながら診療していきますので、今後とも あおぞら眼科中青木 ともどもよろしくお願いします。